妊娠中に不眠になってしまう原因は、ホルモンバランスの変化と体型の変化です。妊娠初期・中期・後期によって不眠の原因や症状が異なります。

★妊娠初期(2~4か月ごろ)


黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されることで、頭痛や吐き気、腰痛、腹痛、ほてり、微熱といった体調不良が起こり、不眠の原因となります。また、強い眠気が襲ってくることもありますが、日中に眠気がくることで体内時計がずれてしまい、夜に眠れなくなることもあります。

★妊娠中期(5~7か月ごろ)


おなかが出始めてくることによって、妊娠前に比べると寝る姿勢が変化していきます。人は睡眠時に何度も寝返りをうちますが、妊娠中はおなかが大きくなっているため腰痛や骨盤の痛みを感じ、目が覚めてしまうことがあります。
また、子宮が大きくなることで、膀胱が圧迫されトイレが近くなり夜何度か目が覚めてしまうことがあり、十分に寝た感覚が少なくなります。

★妊娠後期(8~10か月ごろ)


赤ちゃんが成長し、おなかがより大きくなることで、あお向けで寝るのが苦しくなってしまいます。また、胎動や赤ちゃんのしゃっくりなど、おなかが波打つようになり、目が覚めてしまうこともあります。そして、熟睡状態のノンレム睡眠ができなくなり、眠りが浅くなります。分娩が近くなっておなかがよく張るようになってくると、緊張感・不安感が増して眠れなくなることもあります。

妊婦さんが睡眠不足でも、おなかの中のリズムで赤ちゃんは睡眠を取れています。しかし、妊婦さんの体力は低下してしまいます。日中、横になれるときは短い時間のお昼寝を取り入れたり、ストレッチや散歩などを取り入れたり、眠る姿勢を抱き枕で調整したりしてみましょう。