集団で遊んでいるときに友達同士でトラブルとなり、相手を叩いてしまう子がいます。親も突然のことで慌てて大声を出してとめたり、周りの目もありその場を離れたりしてしまうかもしれません。実は、こどもは叩きたくて叩いているわけではありません。その場だけ解決しても、次も同じような場面になる可能性はあります。
3つの場面に分けて考え対応を積み重ねることで、こどもの「手が出る」回数や頻度を減らすきっかけにしてみてください。
①手が出る前
きっかけとなる出来事が絡みます。「遊んでいたら急に顔を触られた」「相手が急に怒鳴ってきた」など。これによって「急に黙り込む」「落ち着きなく動き始める」といった“サイン”が出ることがあります。表情や声のトーンが変化することも。この❝手が出る予兆❞を知っておくことが大切です。
②手が出ている最中
まずは脳が興奮している状態を落ち着かせることが先です。感情が暴走している状態では、本人もなぜ手が出たのかを言葉にできません。周囲の子どもやモノ、そして本人が傷つかないよう安全面を考え、まずは距離をとります。「ダメでしょ」「謝りなさい」というのではなく、落ち着くまでは環境を変えて、向き合えるまで❝待つ❞ことが大切です。
③手が出た後
冷静な状態になってから「怒って手が出ちゃったんだね」「おもちゃ取られちゃって嫌だったね」と、まずは怒らずに寄り添い、手を出してしまったことを認識できるよう、優しく声を掛けましょう。手を出した理由を保護者が理解したうえで、「次はどうしたらいいか?」をいっ
しょに考えましょう。
こどもにとって大事なお母さんやペットが叩かれたら?と身近な出来事に置き換えすると「それはイヤだ!」となり、❝たたく=ダメなこと❞だと認識して、向き合えることが多いです。